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英国民は遺伝子組み換え穀物に反対
ロイター 2003年9月24日 デビッド・カレン執筆
ロンドン(ロイター)六週間にわたる遺伝子組み換え(GMO)穀物・食品についての国内の議論で達した結論は、英国民は依然この物議を呼ぶ技術に非常に懐疑的であり、政府や、こうしたものを作り出す力を持っている産業界に不信感を抱いているということである。
これは水曜日に発行された「遺伝子組み換え国家?」という今年の政府主催の国内論議での報告から得た圧倒的な結論である。
この討論で人々が遺伝子組み換え技術について情報を得るほど、さらに懐疑的になるということが分かった。
マルコム・グラント教授が実権を握るその討論を見ていた政府独自の遺伝子組み換え委員会は「討論の様々な立場を超えて、参加者は遺伝子組み換えに不快感を示した。」と発表した。
その雰囲気は注意から疑念へ、疑念から疑惑へ、つまり歓待から拒絶へと変化したと付け加えた。
英国政府はこの報告で指摘されたことを深刻に受け止め公的な見解を追って発表すると伝えた。
−懐疑的な民衆−
同調査によると、英国の懐疑的な民衆は、もっと多くの質問が答えられるまで、政府は遺伝子組み換え穀物を商業的に栽培する許可を与えるかどうかについての決定を遅らせるよう望んでいる。
全ての参加者の半分以上はいかなる状況においても遺伝子組み換え穀物が栽培されることを決して望まないと伝えた。
86%がそうでないのに対し、わずか2%の人が遺伝子組み換え食品を食べたいとしている。
報告は「遺伝子組み換え穀物の早期の商業化への支持は殆どない」と伝えた。
(推進側で)この技術を拒絶しなかった人々は、より多くの時間を求めていた。それは、人体の健康や、環境への潜在的な影響に関する決定的な質問に答えられるためである。
彼らは新しい情報やテストやリサーチが何かを特定したり、除去したり、すくなくともその潜在的な危険が、受容できる程度まで減らせるようにさまざまな時間稼ぎの期間を求めている。と政府が後援するレポートは結論付けた。
36500もの完結した質問集、600の面談、6つの地域での討論が構成する国内の調査で、遺伝子組み換えの取扱いをめぐる政府や遺伝子組み換え技術を推進する企業への不信感が相当ひろまっていることも明らかになった。
多くの人々は、政府は既に遺伝子組み換え穀物を栽培することを許可する決定をしており、討論は単なるガス抜き、カモフラージュに過ぎず、討論の結果は無視されるであろうと推察している。
遺伝子組み換え技術による恩恵を受ける可能性を認めたとしても、遺伝子組み換え企業がそうした恩恵をきっちり伝えることに疑念を抱いている。と報告は伝えた。
遺伝子組み換え穀物・食品の相手は、討論を制圧し、政府に注意を喚起した。
「政府は、民衆が遺伝子組み換え食品や遺伝子組み換え穀物を望んでいないとはっきり意思表示しているのに、覚悟の上でこの報告を無視しようとしている。」とピート・リリー地球と環境友の会は伝えた。
「五年凍結」キャンペーンをはるクレア・デブルーは遺伝子組み換え穀物への不買運動は継続すべきだと言った。
「民衆からの鍵となるメッセージの一つは、いかに政府や産業がこの問題について信頼されていないかということであり、それはつまり、遺伝子組み換え穀・食品により注意深く接しなければならないということである。
遺伝子組み換え企業は報告結果に懐疑的
しかし遺伝子をつなぎ合わせる技術を推し進めるバイオ・テクノロジー企業は政府討論は欠陥があり、したがってその結果は信頼性に欠けるとした。
「民衆の会合は世論と同じではない。」モンサトやバイエル・クロップサイエンスのような同技術を代表する農業バイオテクノロジー局(ABC)は言う。
「残念ながらこの試みは何も新しいものを我々に教えてくれない」ABCのポール・ライオットは語る。
「民衆が統計的に有効な方法で尋ねられたとき、かれらはなぜ遺伝子組み換え穀物がこんなにひろく他の国々で栽培されているのか理解することができるだろう。英国農業大臣マーガレット・ベケットが声明で発表している。「私は今日の報告の発見結果を注意深く反映しようとしている。我々はそうすると断言する。
政府は10月16日に遺伝子組み換え穀物の農場規模の試験での長く待たれた結果を公表する準備をしている。
科学レビュー審査団の調査や、コストと恩恵調査の戦略ユニットの結果とともに、その発見結果は政府がおそらく今年の末にかけて遺伝子組み換え穀物に青信号を出すかどうかの礎を築くと期待されている。
遺伝子組み換え穀物は現在商業ベースで英国では栽培されていない。いくつかの製品の合格判定はEUレベルにおいて審議中である。
しかし来年までは決定は下されないであろう。
原文:REUTERS/British
Public Says 'No' to GMO Crops /Wed September 24, 2003 By
David Cullen
翻訳:阿久根 武志
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